Mother Port |
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2009/06/15(Mon)
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女は港、男は船。
船は荒波にもまれて航海を終えると、暖かい灯を目指して港へ帰る。
港、港に女あり、短期逗留の港もあれば母港もある。
なぁんて良く言う話だが、うちの場合は....
華やかなオフ会の翌日、なんとなく昨日の余韻を引きずって
ベッドの上でごろごろと過ごしていた。
突然鳴った携帯にちょっとびっくりしながらメールを開くと彼氏君からのメッセージ。
「今日は実家?それとも部屋にいるの?」
いつもの「うちの部屋に遊びに行きたい」メッセージだ。
本当はちょっとのんびりしたい気分だったが、これを逃すと次ぎがいつになるかわからない。
せっかくのチャンスは逃す手はないと、部屋を見渡し準備に必要な時間をすぐさま割り出し返信した。
「部屋だよ、今起きたとこ。仕事中?」
リネンをひっぺがし新しいシーツを取り出しベッドの上を整える。
宴でいただいたプレゼントでいっぱいになったテーブルの上を片付けているところへ
今から遊びにいっていい?とのメールが着信する。
掃除機を片手にOKのメールを打つと早々に掃除を済ませバスルームに飛び込んだ。
.....なんて毎度こんな感じで始まる彼との逢瀬。
一見、私が彼を迎え入れる『港』のように見えるかもしれないが....実は逆。
珍しく昼過ぎから夜にかけてゆっくりと過ごす時間の中で、グラス片手に
時に彼に寄り添い、または彼の腕の中で丸くなる猫のように喉ならしながら
彼の低く静かに響く声を聞く。
「(自分の)見えないところはいいんだよ。今(私が)ここにいるんだから。」
「(余所で)なにかあっても俺のとこに戻ってくれればいいと、そう思うんだ。」
そんなセリフを酔いにまかせ、ぽつりぽつりと口にする彼を眺めながら
まるで私の行動を見透かしているようだ...といつも思う。
が、それはあくまで彼の恋愛論であり現実に即して話している訳ではない......たぶんね。
去るものは追わない主義で執着心の薄い彼の、せいいっぱいの愛情表現......かもしれない。
女は港、男は船。
だけど、海原を彷徨う女船だっているのだ。
【港嗜好】な男がいたって、別に不思議はないだろう。
今のところ、さしずめ彼が私のマザーポートなのは間違いない。
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